関連痛とは
関連痛
関連痛とは
「関連痛」とは痛みを感じている場所以外が原因で起こる痛みのことで、治すためには痛い場所を治療するのではなく、原因となっている場所を治療しなければなりません。
肩や背中が痛かったり、腰が張ったりするのは必ずしも肩こりや腰痛とは限りません。こういった痛みは内臓疾患のサインであることも少なくないのです。
それは胃や心臓・胆嚢などの神経と、肩や背中の神経が脳へ行く途中の脊髄で交わっているため、脳が内臓の痛みを肩こりなどと勘違いをすることがあるのです。
例えば、アイスクリームやカキ氷を食べると、眼の奥やコメカミが痛むことがありますが、この現象は「関連痛」としてよく知られています。
病気と関連痛の関係
【症状】 【病名】
- 頭痛 :眼・鼻・耳などの炎症
- 耳・コメカミ・頬の痛み :歯髄炎
- 右下腹部痛 :右肺炎
- 上腹部痛 :虫垂炎
- 腰痛 :泌尿器系疾患・消化器系疾患・婦人科疾患
- 脇腹から背中への痛み :腸ねん転・腸閉塞